定年前後の「やってはいけない」

発行年月

2018年4月

著者情報

郡山 史郎(こおりやま しろう)
1935年生まれの82歳。
一橋大学卒業後、伊藤忠商事、ソニーなど経て役員、子会社社長・役員を歴任。その後、人材派遣会社を起業し現在に至る。

感想

人生は長いことを改めて考えさせられました。90歳まで生きたとしたら人生は45歳までの第一ハーフと46歳からの第二ハーフがある。
アリとキリギリスのどちらが自分にとって幸せな「人生」なのか?
第二ハーフにそろそろ入りそうなので興味深く読みました。
なぜ働くのか?人の役に立つためにずっと働ける力を身に付けたいと思いました。

メモ・キーワード

・会社の制度に定年があっても人生に定年はない
・基礎年金は満額でも6万5千円
・65歳以上で働いている人は2割以上いる
・準備を怠ると老後破綻、下流老人になってしまう
・自分が小さい頃は漠然と何歳まで生きると思っていたのか?
・60代の夫婦2人が暮らす標準的な生活費は27万円前後(総務省)
・公的年金はモデル世帯で毎月22万
・働きたくても働けない
・40、50代の人と面談していると定年後の準備が出来ていない
・60代までのキャリアプランがあってもその先がない
・「さくら友蔵」モデルが頭にある世代が危ない
・人生には後半戦があった
・45歳前後で人間はピークを迎える。前半戦の45年、後半戦の45年
・45を過ぎると新しい能力はほとんど身につかない(新しいスキルをマスターするのは不可能)
・第一ハーフは画一的な人生歩む(敷かれたレールの上を進む場合が多い)
・第二ハーフは自分でレールを敷いていかなければならない
・実務コンサルタント
・定年後年収は一般的に20万前後(但し時間の制約は緩徐)
・会社はポジションにお金を払っているのであって、その人に払っているのではない。ポジション代わりはいくらでもいる。個人がそのポジションから離れれば価値はゼロと考えるべき
・自分で何かを作ることができる人
・ブランク期間(空白)
・会社の本音は定年後まで面倒見きれない
・働き口を複数確保
・孫正義始めの事業は250のアイデアから出てきた1つのもの
・定年後に企業を志すのは、メジャーリーガーを目指すのと同じぐらい無謀なチャレンジ
・第二ハーフに入ったら選手からコーチへ。第一ハーフの人をサポートする仕事につく
・前職の延長で考えない。海外を飛び回る商社マン→英語堪能を生かした実戦英会話教師
・3Y 安い、やめない、休まない
・転職は2回まで
・宝クジはギャンブルの一種
・首都圏で葬儀にかかる費用は190万円
・MBAは実際にビジネスをしていない人が教えているので役に立たない場合が多い。ただし、有名な海外大学は別
・第二ハーフの勉強は趣味と割り切る
・高齢者にとって仕事は最高の健康法
・日本の医療費の約60%は65歳以上の高齢者が使っている
・健康に必要な栄養は食事から取れば良い
・なぜ働くのか?
・人生は長距離走
・定年制度は「あなたはもう不要ですよ」という制度

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感想(5件)

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