「場当たり的」が会社を潰す

発行年月

2019年3月

著者情報

北澤孝太郎(きたざわ こうたろう)
1962年京都市生まれ
1985年神戸大学経営学部卒業後、株式会社リクルート入社。20年に渡り、通信、採用・教育、大学やスクール広報などの分野で常に営業の最前線で活躍。採用・教育事業の大手営業責任者、大学やスクール広報事業の中部関西地区責任者を担当後、2005年日本テレコム(現ソフトバンク)に転身。執行役員法人営業本部長、音声事業本部長などを歴任。その後、モバイルコンビニ株式会社社長、丸善株式会社執行役員、フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社 VPなどを経て、現在に至る。

感想

北澤氏の本を初めて読みました。強い思い(大目標)→戦略→戦略が『基本』ですが、頭でわかっていても実施するのは難しい。営業力100本ノックも読んでみたいと思いましたが、文中に書かれているエピソードの『自分で分からんもんは売れん!!』の部分が今の仕事に直結するので突き刺さりました。
強い思いを実現するためには①知識の蓄積と運用②価値基準・習慣のコントロール③能力の開発 を肝に命じて日々活動していきたいと思います。

「場当たり的」が会社を潰す (新潮新書) [ 北澤 孝太郎 ]

価格:777円
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メモ・キーワード

・あなたが働いている会社の目的は何ですか?
・会社の思い(目的)は?
・思いへ向かう道筋(戦略や戦術)
・自由とは?社会的ステータス(給料も)が上がっても自由を手に入れられているのか?
・仕事に追われ糧のために仕事をする
・強い思いがあれば『場当たり的』にはならない
・営業ロジック
・戦略と戦術
・『戦略』には一貫性が求められるが『戦術』には臨機応変が求められる
・『場当たり的』とは?よく考えられた戦略がない状態でとりあえず行動を起こすために方向性を決めること。それによって成果の上がりそうもない戦術が非論理的に提示されること
・大目標(強い思い)→戦略→戦術
・社内の力学
・力学優先型場当たり的症候群
・忖度優先場当たり的症候群
・自己優先型場当たり的症候群
・我々の扱う商品(事業)の差別化軸はどこなんだ?
・仕事を効率的に回せる社員が優秀?だった時代
・頑張れば報われると考えている日本人
・日本では能力よりも人の気持ちを忖度できる人間がリーダーにふさわしいとされてきた
・「場当たり的」←対義語→「戦略的」
・勝利の値打ちは3つある。①勝つことは難しい②勝ち続けることはなお難しい③いったん手放した覇権を取り戻すことはさらに難しい。by 元巨人軍監督 川上哲治
・常識の罠
・成長期、成熟期では目標が変わってくる
・顧客価値想像 お客がその会社を選ぶ理由を創り出すこと
・販売員(客がやって来るのを捕まえる)
・営業員(自分から客を捕まえにいく)こちらの提案することに価値があることを共感してもらう
・詰めが弱い 結局「いいね」止まりのこと
・「問題」すでに起こっていること
・「課題」まだその状態になっていないが自分で問題だと思っている
・ほどほどの人材「80点で満足する人:ベストが80点の人」
・低いゴール設定をする人は『自分が傷つきたくない行動を取ってしまう人』
・常に120点取る、取ろうとするような人を育てる
・「知識」とは情報を自分自身で消化して使えるものにした状態のこと
・使えない情報をいくら持っていても邪魔になるだけ
・自分たちならではの立ち位置は?「我がチームの売りは◯◯です」
・不確実性を無くす
・お互いが学び会える土壌
・相手のことをよく知っている状態とは?どんな生い立ちで育ち、何を目指してここに居て、何をしようとしているのか?将来はどんな夢を持ち、何を高めようと学び努力しているのか?今どんなトピックスがありどんな気持ちなのか?
・腹落ち(納得感)
・物事を『他人事』はなく『自分事』としてとらえると考え方が変わる
・自分で学び続ける姿勢を持ち、自分の頭で考える習慣を持たない人は生き残れない

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