発行年月
２０１９年４月
著者情報
谷本哲也（たにもと てつや）
1972年石川県生まれ、鳥取育ち。1997年九州大学医学部卒業。内科医。
感想
製薬会社の営業活動と処方するお医者さんのことがリアルに書かれている本でした。製薬会社は国に承認された薬を多くの患者さんへ届け病気で困っている人を救うために、情報提供活動をして処方してくれるお医者さんを増やすことは当然の活動だと思います。より活動を透明にお金の流れを透明にして、世界に誇れる国民皆保険制度の存続のために今後も活動していきたいと思いました。
 |
知ってはいけない薬のカラクリ （小学館新書） [ 谷本 哲也 ] 価格:864円 |
メモ・キーワード
・日本には1万8000種類（2300成分）の薬がある
・高級弁当
・製薬会社の広告塔
・薬は3種類
①医療用医薬品 医者の処方箋がいる
②要指導医薬品 薬剤師の指導が必要
③一般用医薬品 誰でも自分の意志で買える
・医療の「不確実性」
・同種同効薬
・薬のコマーシャルを行う重要な手段
・オープン ペイメンツ データ
https://openpaymentsdata.cms.gov
・新薬を開発している大きな企業は71社。後発品まで含めると391社
・営業利益率が5%を超えると優秀なのだが製薬会社は10%を超え、20〜40%という会社もある
・ドラッグラグ
・日本で100mg 73万円、アメリカで30万円、イギリスでは14万円
・適応拡大
・1点10円
・一般用医薬品、要指導医薬品の市場は約8000億円に対して、医療用医薬品の市場は約10兆円
・EBM
・RCT
・KOL
・人気の副業
・2017年アメリカ医療費は365兆円
・利益相反COI
・ステルスマーケティング
・サンシャインACT
・129の医学学会ある
・サルタン星人
・医療機器の市場は約3兆円