世にも危険な医療の世界史

発行年月

2019年4月

著者情報

リディア・ケイン
コロンビア大学、ニューヨーク大学医学部を卒業後、ニューヨークのベルビュー病院レジデント(研修医)として勤務。

ネイト・ピーダーセン
フリージャーナリスト。デシューツ公立図書館などで司書として勤務。

訳 福井久美子

感想

読み応えがある本でした。現在の医療のように効果を臨床試験で評価し証明されてから一般医療へ使われる時代とは違い、いいらしいよ!という噂だけで医療に使われてしまう恐ろしい歴史を知ることが出来ました。巷でいいらしよ!って言われる治療にはこの本から学んだ知識を忘れずに対応していきたいと思います。

世にも危険な医療の世界史 [ リディア・ケイン ]

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メモ・キーワード

・1962年FDAにて医薬品に科学的な証明を示すように義務化が施行された
・カロメル(水銀)
・塩化第二水銀 水溶性で体に吸収されやすい
・アンチモン(有害金属)
・四体液説(血液、黒胆汁、黄胆汁、粘液)
・ヒ素
・三酸化二ヒ素
・ボストン・メディカル・サージカル・ジャーナル(NEJMの前身の雑誌)
・金
・銀
・ラジウム
・アヘン
・モルヒネ
・ジアセチムモルヒネ(へロイン)
・タバコ 600万人が亡くなっている
・コカイン
・コカコーラ
・マリアーニ ワイン
・アルコール エタノール
・低体温症でアルコール摂取はダメ
・国家禁酒法
・粘土 消化管で吸収を遅らす効果
・土食文化
・胃石(動物の胃内で結石化したもの)
・瀉血
・ランセット 英語で「メス」という意味
・ガレノス(四体液)
・頭蓋骨に穴を開ける
・焼灼法
・水治療法
・麻酔
・ヒル
・断食
・電気
・動物磁気
・光線セラピー
・ラジオニクス

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