教育格差

発行年月

2019年7月

著者情報

松岡 亮二(まつおか りょうじ)
ハワイ州立大学マノア校教育学部博士課程教育政策学専攻修了。博士(教育学)。東北大学大学院COEフェロー(研究員)、統計数理研究所特任研究員、早稲田大学助教を経て、現在同大学准教授。国内外の学術誌に20編の査読付き論文を発表。日本教育社会学会・国際活動奨励賞(2015年度)、早稲田大学ティーチングアワード(2015年度春学期・2018年度秋学期)、東京大学社会科学研究所附属社会調査データアーカイブ研究センター優秀論文賞(2018年度)を受賞。

感想

親の学歴、住んでいる地域によって小学校入学時点で差が開いており、その後の6年間で追いつけない差になり、中学では取り返しがつかない習慣の差がそのまま続く。マスで見た場合の傾向なので個々では話は違うが日本も平等ではない国なんだということが膨大なデータから理解出来ました。

教育格差 階層・地域・学歴 (ちくま新書 1422) [ 松岡 亮二 ]

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メモ・キーワード

・「生まれ」による最終学歴の格差
・緩やかな身分社会である日本
・昨日のコピーのような今日が毎日過ぎていく
・進学校は恵まれた環境で育った生徒の集まり
・因果関係
・階層再生産(親の社会階層が子に引き継がれる)
・大衆教育社会(1970年代 みんなが高校へ行くようになった)
・出身地域による大学進学格差
・9割中流意識
・豊かな暮らしと感じる家庭で育った人ほど大卒多
・早寝早起きは両親が大卒だと高い傾向
・意図的教育 
・文化資本は両親が大卒、片方が大卒、両親とも非大卒で差がある
・親学歴によって子の学歴に差がつく
・大卒の親は子供の学習に興味があり、学校で習っていることを尋ねる
・両親大卒だと子のメディア消費時間は短い傾向にある

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