ライフスパン

発行年月

2020年9月

著者情報

デビット・A・シンクレア
1969年、オーストラリア生まれ。ハーバード大学医学大学院教授。世界的に有名な科学者、起業家。老化の原因と若返りの方法に関する研究で知られる。ハーバード大学医学大学院で、遺伝学の教授として終身在職権を得ており、同大学院のブラヴァトニク研究所に所属している。ほかにも、ハーバード大学ポール・F・グレン老化生物学研究センターの共同所長、ニューサウスウェールズ大学の兼任教授および老化研究室責任者、ならびにシドニー大学名誉教授を務める。『タイム』誌による「世界で最も影響力のある100人」の1人に選出され(2014年)、「医療におけるトップ50人」の1人にも選出されている(2018年)。

マシュー・D・ラプラント
ジャーナリスト、作家 ユタ州立大学で報道記事ライティングを専門とする準教授。ジャーナリスト、ラジオ番組司会者、作家、共著者としても活躍。

LIFESPAN(ライフスパン) 老いなき世界 [ デビッド・A・シンクレア ]

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感想

老化は疾患(病気)であると言うことに衝撃を受けましたが、医療費は完治するものに集中させて、老化を遅らせる研究に使った方が良いと思いました。
健康寿命を延ばす為に自分でできることは、食事摂取カロリー減らす、小さいことにくよくよしない、運動すること。月に数回、断食をして、細胞のリプログラミングのスイッチを弱く押したいと思います。

メモ・キーワード

・老化は病気
・いつかは人生の終わりを迎える
・今を楽しめ
・長く生きられるようになり医療と切り離せない関係になってしまった
・エイジング
・安定した食料ときれいな水が寿命が伸びた大きな理由
・人は成功した姿を見て、初めて考えを改める
・がん研究
・がん免疫療法
・フリーラジカル説
・抗酸化物質
・クローン技術で生まれた動物は早く老化する?→しない?
・老化細胞
・老化の典型的な特徴は8-9個
・エピジェネティクス 「DNA塩基配列の変化を伴わない細胞分裂後も継承される遺伝子発現あるいは細胞表現型の変化を研究する学問領域」
・アナログ情報は時間と共に劣化する
・DNAデジタル情報
・エピジェネティクスはアナログ情報
・長寿遺伝子
●サーチュイン(長寿遺伝子
●TOR(トア)
●AMPK(プロテインキナーゼ)
・オートファジー 細胞再利用のプロセスのこと
●ホルミシス 毒にならない程度の刺激
・長寿遺伝子のスイッチを入れる
・2003年ヒトゲノムの解読が完了すると報道されたが、実は完了していない
・ロバート、モーティマー
・酵母
・食べるか生殖するか
・ウェルナー症候群 老化する病気
・ゲノム(DNAの塩基配列)とエピゲノム(ゲノムに加えられた修飾)
・SIRT遺伝子
・ゲノムの雑音→老化
・ヒッコリーマツ
・ニシオンデンザメ
・ホッキョククジラ
・NAD(ニコチナミド・アデニン・ジヌクレオチド)
・王位協会
・化学療法はあるがんは攻撃するが別のがんを出来やすくする?
・個々の病気を治すだけでは、別の病気にかかるリスクを減らす訳ではないので、健康寿命は延びることはない
・リプログラミング
・デザイナーベビー
・平均寿命は延びても健康寿命は延びていない
・食事の量を減らす(カロリー制限)
・植物性タンパク質
・運動
・メトホルミン、NMN
・レスベラトロール
・セノリティクス
・がん治療はできた(見つかった)場所で治療するのではなく、遺伝子で型を読み解き治療するの時代になってきた
・効果より害の方が大きい治療法
・オスとメスは実は反応が違う
・患者のゲノムを検査して薬を投与する時代が来る
・DNA検査
・AIアシスタント
・バイオトラッキング
・スペイン風邪 合計1億人以上に命が奪われた
・感染症こそが最大の脅威
・65歳が人生の折り返し地点にな時代が来る
・長生きすればするほど貧富の差が広がる
・AMPK活性化分子、TOR阻害分子、サーチュイン活性化化合物(STAC)
・公的資金と私的資金のバランスが大切
・魔の川、死の谷、ダーウィンの海
・延命薬は健康な状態を延ばすのではなく、病気の状態を延ばすだけ?
・健康じゃ無い状態で寿命を延ばすのはいい事なのか?
・レグヘモグロビン 人工肉
・ゲノム編集 遺伝子の狙った箇所を正確に改変する技術
・世界をより良い場所にしたい
・ICD-11 2022年1月から
・変えられない未来などない

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