コロナワクチン大規模接種センターについて


みなさま

おはようございます。
お目覚めは如何でしょうか?

私の住む兵庫県も観測史上最も早い梅雨入りが発表され、ジメジメ季節が始まりました(>_<)

【梅雨入りの状況】

気象庁:令和3年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)

今回は『大規模接種予約 東京11時、大阪13時から:5/17日経新聞(朝刊一面)』について深掘りして考えたいと思います。


はじめに

新型コロナウイルスのワクチン接種は全国の自治体が中心となり、医療従事者、高齢者(65歳以上)、基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者の順番で投与が始まっています。
※厚生労働省新型コロナワクチンQ&Aより

ワクチン接種のスピードを上げる為に、国が主体となって大規模接種会場を人口が多い東京、大阪の2箇所に設け、ワクチン接種を補完する取り組みが開始されようとしています。


接種の規模はどれぐらい?

大規模会場で予約出来るのは本日からですが、実際に接種が始まるのは東京、大阪会場とも5月24日からとなっています。
会場はどれぐらい広いのかというと、東京会場は最大1日1万回、大阪会場は最大1日5000回で、2会場足しても1万5000回となります。
『大規模接種会場』という言葉が一人歩きし、すごい規模なのかな?と思っていましたが、首都圏の対象者が約900万人いると考えると、1日1万回摂取して3カ月経過しても90万回。2回の接種が必要なので、人数としては半分の45万人となり、対象者の5%しかカバー出来ない規模なんですね。


まとめ

今日から大規模接種の予約が始まりニュースで取り上げられる機会が増えますが、あくまでも補完するだけ(3ヶ月で5%しかカバー出来ない)の存在に過ぎず、一気に接種が進むものでは無いと言うことが分かりました。
会場が増えていけば接種スピードが上がり喜ばしいことですが、接種をサポートする医療従事者の確保など問題は山積みのようです。

ワクチン接種が経済活性化の『ボタン』である事は海外の事例から明確だと思いますので、国・自治体が協力してワクチン接種のスピードを早めて頂きたいと切に思った朝でした。

以上です。