みなさま
おはようございます。
お目覚めは如何でしょうか?
今朝は新型コロナウイルスワクチン承認関係の記事
『5/21日経新聞(朝刊一面)モデルナ・アストラゼネカのワクチンを21日承認する見通し』
について考えたいと思います。
はじめに
現在、日本ではファイザー社のワクチンのみが承認され医療従事者や高齢者に優先して接種されている状況ですが、この度『モデルナ社』と『アストラゼネカ社』の新型コロナウイルスワクチンを21日に承認し、3種類のワクチンが国民へ提供されることになります。
それぞれのワクチンは同じ種類なの?
ワクチンといっても3つは同じものではなく、ファイザー・モデルナは『メッセンジャーRNA』、アストラゼネカは『ウイルスベクター』という種類のワクチンになります。
コロナウイルスの『設計図』を利用したワクチン
●ウイルスベクター
コロナウイルスの一部を無害化した別のウイルスに組み込んで利用するワクチン
そもそもワクチンの種類が違うので、長期的に見ると効果や安全性など違いが出てくるかも知れませんね?
効果はどうなの?
効果はインフルエンザワクチンが5割程度だったのに対して、新型コロナウイルスワクチンは3種類とも高くて、ファイザーワクチンが95%、モデルナワクチンが94%、アストラゼネカワクチンが76%と臨床試験では報告されています。
効果を考える時に、ファイザーワクチンだったら100人中95人が感染していなかったという意味なので、95人に効果があるという事ではないので注意が必要です。
※コロナワクチンが存在する環境で生活して感染しなかったという訳ではない
尚、投与方法は3種類とも筋肉内注射で投与の間隔は若干違いますが3から4週間あけて2回注射するこになっています。
日本の製薬会社はお手伝いしているの?
日本の製薬会社も独自にワクチン開発をしていますが、今回承認される予定のワクチンは、裏では日本の製薬会社がお手伝いをしています。
モデルナワクチンは日本で一番大きな製薬会社(世界では8番ぐらい)である武田薬品が厚生労働省へ申請したり流通を整備したりしています。
一方、アストラゼネカワクチンは原液を芦屋市に本社があるJCRファーマがつくり、充填・包装・流通を第一三共、MeijiSeikaファルマなどが担当しています。
医薬品は一般商品と違い、厚生労働省へ認可を貰うための膨大な申請書類があったり、流通も特別なので日本で販売した経験が無い(少ない)会社は日本企業が裏で手伝ってあげないと、今回のような緊急事態時はダメってことですね。
武田薬品が申請、流通を一手に担当
●アストラゼネカワクチン
JCRファーマが原液、充填・流通を第一三共、MeijiSeikaファルマが担当
まとめ
3類類のワクチンが承認されることで、国民全員へ提供できるワクチン(計3億6400万回分)が出揃ったことになります。1日100万回接種の道のみは厳しそうですが、明るい未来しか待っていないので、自分が摂取できる日を期待しながらコロナ対策を徹底していきたいと思いました。
以上、今朝の深掘りでした。
良い一日をお過ごし下さい(^_^)/