【読書】MR

発行年月

2021年4月

著者情報

久坂部 羊(くさかべ よう)
1955年生まれ。小説家、推理作家、医師。大阪大学医学部卒業後、外科、麻酔科として勤務。

感想

MRのリアルをよく表現していると思いました。(少し盛り過ぎの箇所もあるのかな?)半沢直樹も入っていましたが面白く読めました。
★★★★☆

内容紹介(出版社より)
患者が苦しめば苦しむほど、
俺たちの給料は上がるんだよ。

製薬業界の光と影を描いた医療ビジネス・エンタテインメント。著者渾身の最高傑作!

「患者ファースト」のMR vs. 儲けしか頭にないMR

大阪に本社を置く中堅製薬会社・天保薬品。その堺営業所所長であり、MRの紀尾中正樹は、自社の画期的新薬「バスター5」が高脂血症の「診療ガイドライン」第一選択Aグレードに決定するべく奔走していた。決まれば年間売上が1000億円を超えるブロックバスター(=メガヒット商品)化が現実化する。ところが、難攻不落でMR泣かせの大御所医科大学学長からようやく内定を得た矢先、外資のライバル社タウロス・ジャパンの鮫島淳による苛烈な妨害工作によって、一転「バスター5」はコンプライアンス違反に問われる。窮地に追い込まれた紀尾中以下、堺営業所MRチームの反転攻勢はあるのか。ガイドラインの行方は? 注目集める医薬業界の表と裏を描いたビジネス小説の傑作、誕生!

メモ・キーワード

・MR 医薬情報担当者
・宣伝担当者 プロパガンディスト
・紀尾中正樹(きおなかまさき)営業所長
・肥後 チーフMR 最年長 53歳
・殿村 チーフMR
・池野 チーフMR
・山田麻弥 女性MR
・市橋 最年少MR 28歳
・村上 若手MR 怒られて辞めると言っている
・新薬バスター5
・イーリアの薬害訴訟
・病人がいないと製薬会社、病院も儲からない
・損して得取れ
・医師が治療の相談をしてくるMR
・添付文書を一語一句暗記し、関連論文も読み、常に自分に都合の良い
・利益相反

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