お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

発行年月

2014年9月

著者情報

橘玲(たちばな あきら)
作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。編集者を経て、2002年、経済小説『マネーロンダリング』(幻冬舎)でデビュー。小説、評論、投資術など幅広い分野で活躍。著書に『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)、『臆病者のための億万長者入門』(文春新書)、『タックスヘイヴン』(幻冬舎文庫)、『幸福の「資本」論 あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』(ダイヤモンド社)など。

感想

お金関係の本を読むといつも『経済的な独立が出来たら自由な時間が手に入るのに?』と思います。税金のことが結構書かれている本でしたが、サラリーマンは生涯年収の約3割は税金として国家に納めていることを知っているようで知りませんでした(約1億円)。
自分の「好きなこと」を仕事にして、楽しい時間を過ごして長生きしたいと思いました。

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方新版 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫) [ 橘玲 ]

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メモ・キーワード

・2016年1月からマイナンバー(社会保障・税番号制度)が始まる
・日本はIT後進国。スウェーデンでは番号でほぼ全てのことが出来る(インドも)
・マイナンバー導入の目的は国内外の「収入」と「資産」を捕捉し効率的に課税できるようにすること
・マイナンバー制度の目的は「所得」と「資産」の把握
・「個人」と「法人」という2つの人格
・マネーゲーム:売上(収入)と支出を管理して利益を最大化する
・「マイクロ法人」
・経済的視点から見て、私たちが生きているとはどういう社会なのか
・知識社会では「知識」が「価値」を持つ
・「知識社会」では近道はいくらでもあるが誰も教えてくれない。情報を活かすかは本人次第
・チーズはどこへ消えた?
・ゲームを楽しむにはゲームを知らなければならない
・転職の上限は35歳まで
・サラリーマンは会社に依存して老いていく
・会社に依存せずに経済的独立を達成する
・なぜそのような事態が引き起こされるのかを制度的・構造的に理解する
・構造的な歪みは必ずいつか顕在化する
・収入の15%を貯蓄する 例)年収1000万 15%は150万円 40年で6000万
・となりの億万長者
・お金を使えばお金は貯まらない
・経済的独立 financial indipendence
・金持ち父さん、貧乏父さん
・タックスヘブン 課税が免除されること地域のこと
・タイムマシン経営
・差異が利益の源泉
・社会制度的な歪み
・歪みを利用するために「個人」lと「法人」の2つの人格を使い分ける
・なぜサラリーマン社長は一等地に豪邸を建てるだけのお金持ちになれないのか?中小企業の創業社長は豪邸を建てられるのはなぜ?
・お金を増やす方法①収入を増やす②支出を減らす③運用利回りを上げる
・成功した人しか本を書かない
・資産形成=(収入−支出)+(資産×運用利回り)
・十分な手元元金が無いとリターンが小さい
・収入を増やすには働き手を増やすこと
・金融商品に投資するか?自分のキャリア形成の為に投資するか?
・年収1000万で可処分所得は約750万円。つまり税金を250万円納めている。10年で2500万円。
・ストックオプション→ようは宝くじ
・基本は支出を減らすこと→これは誰でもできること
・金持ちはケチ→ではなくケチだから金持ちなのだ
・家計の最大コストは住居費
・日本は人件費が世界で最も高い国
・生命保険って資産形成の上では不必要なのかな?
・税金を何とかする
・株価は上がるか下がるかは一対一の確率
・公営宝くじ「国家が愚か者に課した税金」胴元が強すぎる(儲かり過ぎる)
・宝くじの手数料は50%、公営ギャンブルは25%、パチンコは3%前後
・持家の購入は不動産投資である(自分に自分で不動産を貸している)
・生命保険は感情的なバイアスがかかっている金融商品
・生命保険は不幸な時に当選する宝くじ
・生命保険とは扶養家族が多い低所得者向けの金融商品
・1日生活費が1ドル以下の人を「貧困」という
・家計のキャッシュフローはどうなっている?収入ー(税金+住宅ローン+教育費)=普段生活費
・人生の中の大きな買い物
・国民年金 は20歳から60歳まで40年間払って約800万払い込む。支給額は平均寿命で計算すると、男性は約15年貰って1100万円(掛金の1.4倍)、女性は約21年もらって1600万(掛金の2.1倍)
・税金と社会保険料を別と考えさせている
・社会保険料(厚生年金、組合健康保険、介護保険)→管轄が厚生労働省なだけで税金に変わりない(穴埋めに使われているので)社会保険税という人もいる
・所得の再配分に過ぎない
・サラリーマンは所得税や住宅税に加え社会保険税(年金や健康保険、介護保険料)を給料から天引きされるので、実質の税金は所得の約3割は払っている。
例)年収1000万だと300万が税金。10年で3000万、20年だと6000万で家買えちゃう
・デモクラシー
・【課税】
一次課税:所得税
二次課税:所得税を取られた後に築いた資産課税や消費税
三次課税:一次二次で課税された後に残した資産に再度課税される
・自分で会社を登記する際の諸費用は約25万円
・節税、グレーゾーン、脱税
・私たちの最大の資産は「働く能力」
・知識社会は3つの仕事がある
クリエーター(創造的な仕事、作家音楽家スポーツ選手)
スペシャリスト(専門的な仕事、医師や弁護士など)
マックジョブ(誰でも出来る代替え可能な仕事)
・欧米人に職業を尋ねると「自分の専門」を答えるが、日本人は「会社名」を答える
・企業特殊技能(他社では通用しない自社だけで通用する技能)
・サラリーマン人生は若いうちは苦労して年をとると楽になる→今は年をとっても苦労する
・楽しく長く働ける仕事を見つけること
・超高齢社会の人生設計は「好きな仕事を長くする」
・「好き」を仕事にする
・私たちにとって最も貴重なのは『お金』ではなく『時間』
①安定した純利益(収入ー支出)を確保する
②複利の資産運用(資産×運用利回り)
・不動産、保険、子育て
・経済的な独立
・実質税負担率3割

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