医者の本音

発行年月

2018年8月

著者情報

中山 裕次郎(なかやま ゆうじろう)
1980年神奈川県生まれ。聖光学院高等学校を卒業後に2浪して鹿児島大学医学部へ。都立駒込病院で研修後、大腸外科医師として10年間勤務。2017年福島県高野病院院長を務め、その後 総合南東北病院外科医長として勤務。日経ビジネスオンラインやYahoo!ニュースなど多数の媒体で連載を持つ。

感想

普段は聞けないお医者さんの本音が書かれた貴重な本だと思います。仕事柄毎日のように接する職業ですが本音を聞く機会は少ないのでとても勉強になりました。最後に書かれている『死』に対する部分は強烈なメッセージだと思います。命を大切に自分の人生を存分に楽しみたいと思いました。

医者の本音 (SB新書) [ 中山 祐次郎 ]

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感想(7件)

メモ・キーワード

・医者の出す薬が多い理由
・がんの告知で必ずしてほしい3つの質問
年間何人そのがんの治療をされていますか?
どんな予定で検査治療を進めるのか?
私 家族に出来ることは何か?
・約束処方
・風邪は薬では治らない
・風邪は喉と鼻の病気
・対症療法
・風邪には影響と休養が一番
・医者に聞きたい事を予め箇条書きで書いておく
・後医は名医
・前医は絶対に批判するな
・ドクターショッピング
・ゲシュンク=ドイツ語で贈り物
・医者にとっての白衣は『戦闘服』
・ポリファーマシー
・ロキソニン
・インフォムド・コンセント 説明と同意
・専門性を持っている外科医は年間ある特定の手術を20例以上行っている医師
・医療は規制産業
・代替医療を45%のがん患者がおこなっている
・チャンピオンケース
・がんが自然に消えるのは6万から10万人に一人
・手術中に最高のパフォーマンスを出すことだけを考えている
・著者の知る8割の外科医は手術中に話をする
・全身麻酔と局所麻酔
・紹介状とうアナログな通行手形
・病院で待つ理由は、検査結果出るまでに時間かかる、そもそも減らす努力をしていない
・当直の場合、夜中に診察と治療のクオリティーは下がる
・時間外 255円の追加
・休日 750円の追加
・深夜1440円の追加
・Q助
・#7119
・大学医局
・医局は研究 教育 医師派遣をしている
・派遣先=関連病院
・天野篤先生
・病院の口コミサイトはレストランのように沢山比較した人がコメントしている訳ではないので信憑性が乏しい
・医者の給料 病院勤務医 123万円/月(平均43.4歳)
年収にすると1479万円
・医者の給料 個人の開業医 205万円/月(平均59.4歳)年収にすると2458万円
・30歳前後の大学病院の勤務医15〜20万円/月
・30歳前後の一般病院の勤務医50〜80万円/月
・当直のアルバイト
時給1万円のガッツリ系
寝当直 3-4万が相場
専門系(内視鏡など) 3-4万
・研修医の給料は320-720万円
・医療記事を執筆する時に『製薬会社を批判しないこと』を約束させられる
・処方権
・MRが行う情報提供という役割
・女性医師の生涯未婚率 35.9%
・高額療養費制度
・費用対効果

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