未来の地図帳

発行年月

2019年6月

著者情報

河合雅司(かわいまさし)
1963年 名古屋市生まれも作家・ジャーナリスト。中央大学を卒業後、産経新聞社入社。政治部にて人口政策や社会保障政策を専門として各種委員会のメンバーとして活躍されている。

感想

平成元年から既に少子高齢化が始まり出生率1.57ショックも他人事。令和に入り人口減少・少子高齢化の「国難」を国民がどうやって乗り切るか?真剣に議論しなければならないと改めて思いました。日本を上から見ると県境などなく、どこの県が、どのこ市がとかの議論は日本全体を考えると無意味なんだと理解しました。あと6年で急速に人口減が顕在してくる地域が現れる。考えさせられる良い内容でした。

未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること (講談社現代新書) [ 河合 雅司 ]

価格:928円
(2019/8/13 16:09時点)
感想(5件)

メモ・キーワード

・少子高齢社会
・「平成」は少子化を傍観した時代
・1.57ショック 平成元年に1966年の出生率1.58を切った年
・出生率が多少改善しても子供を産む女性の絶対数が減っていくので日本の少子化は簡単には止まらない
・人口減少は2段階で減る 1段階:2042年までは高齢者が増え若者が減る 2段階:2043年以降は高齢者も若者も減る
・人口減少、少子高齢化は地域差が激しい
・47都道府県はいつまで存続出来るのか?
・現在の1都1道2府43県となったのは1972年
・コンパクトでスマートな社会
・日本列島改造論→人口が増えていた時代の政策
・人口減少を前提として「豊かさ」を追求する政策
・日本は内側から崩壊し始めている
・道州制で過疎地域を拡大させ、自治体職員の一人当たりの受け持ちエリアを増やすだけ
★「自分ごと」として人口減少を考える
・宇宙から地球眺めると国境などない。同様に日本列島を眺めても県境など無い
・東京一極集中
・総人口は出生数の減少と流入人口(流出人口)の両面から考えなければならない
・人口規模を維持する為に必要な出生数は2.07
・一億総中流
・埼玉県 東京圏の高齢者の受け皿に
・2045年、あと26年後に秋田県の人口は41.2%減る 98万人→59万人で39万人減る
・2025年ごろ(あと6年後)から人口減少が目立ち始める地域が出始める
・2035年ごろ(あと16年後)には出生数は78万人になる(現在は98万人)
・2045年(あと26年後)に鳥取県は人口44万人、高知県は50万人、島根県52万人、徳島県53万人、山梨県59万人
・東京と島根県の人口差は30倍以上になる
・買い物難民、通院難民
・2065年(あと46年後)に高齢化のピーク(4割)を迎える
・坂の街問題 長崎に続いて神戸でも
・利便性が良い中心部へ人はどんどん集まっていく
・職住近接
・2060年に1億人を維持するには推計から考えると700万人足りない
★人口が激減していく「国難」を迎えようとしている
・エリアマネジメント
・住民の助け合い
・ソロメオ村
・縮みながら成長する
・丸亀町商店街 人が住める商店街

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする