みなさま
おはようございます。
お目覚めは如何でしょうか?
今朝は『MR(製薬会社の営業)数』について考えたいと思います。
はじめに
MRとは?製薬会社が医薬品の適正使用情報を提供・収集する為に雇っている人達のこと。
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MR数の推移
コロナ前からMR数は減少に転じていました。
理由は情報提供が『量』から『質』へ、『ヒト』から『デジタル』へ、『MR』から『MSL』へ変化し、情報の受け取り側も『薬の使い方』から『個々の使い方』へ、『MR』から『Web』へ変化していた為に、製薬会社は時代に合わせた情報提供体制に変化させている。
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医療用医薬品の販売情報提供ガイドライン
医薬品は不適切に使用された場合、人体に悪影響を及ぼす可能性が高いので、一般のモノとは違い様々な宣伝規制(プロモーション規制)があります。テレビCMが出来なかったり、製薬会社のMRが医療関係者以外に薬の宣伝ができなかったり。そのような中、更に平成30年に『医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドラインについて』が厚生労働省より出されました。
このガイドラインにより、従来の『量』シェアオブボイスビジネスから、『質』へ構造改革が始まっていたところへコロナがやってきた感じです。
海外との比較
日本のMR数は6万人を割り込み、コロナにより更に減少中ですが、医薬品市場が世界最大規模のアメリカは人口が日本の3倍いるのに6万人前後(ミクスより)なので、人口比から考えても2〜3万人ぐらいでいいのかも知れませんね。
まとめ
ワクチン接種が進みポストコロナに向けて世の中が進んでいますが製薬会社のMRは今後どうなっていくのでしょうか?
国内最大手の武田薬品は『リアルとデジタルのミックス』が今後のMR活動と発表されていましたが、現場監督の私も同感です。デジタル活動の普及でエリアという概念は従来のサイズから大きく出来ることは事実(何処にいてもデジタル技術で情報提供可能)なので、拡大する事はないと思われます。
いきなり2〜3万人にはならないですが、減少時代に合わせたMRに変化することは必要なんだと改めて思いました。
以上です。
最後に最近気になっている本。かなりリアルに近い描写が書かれているようです。