【読書】「そろそろ、お酒やめようかな」と思った時に読む本

発行年月

2020年12月

著者情報

垣渕 洋一(かきぶち・よういち)
東京アルコール医療総合センター・センター長。成増厚生病院副院長。医学博士。筑波大学大学院修了後、2003年より成増厚生病院附属の東京アルコール医療総合センターにて精神科医として勤務。最新の知見を応用した治療を行い、多くの回復者を送り出している。臨床のかたわら、学会や執筆、地域精神保健、産業精神保健、メディアでも活躍中。

感想

お酒は『薬物』なんだと理解できました。『お酒のない人生は幸せ』って心から感じられるように禁酒生活(2021/06/28〜)を始めたいと思います。
★★★★★


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内容紹介(「BOOK」データベースより)
禁酒は意思が1割、仕組みが9割。WHOも警鐘!「アルコールは健康の最大リスク」。「毎日飲む人」は立派な依存症予備軍。“つかれやすい”はアルコールの仕業だった。アルコールとうつ病の密接な関係。ハイリスク者ほど治療を敬遠する理由。身近な人の様子が「ちょっとおかしい?」と感じたら。禁酒を始めると脳は90日で学習する…アルコール外来の専門医が禁酒メソッドを大公開

メモ・キーワード

・「お酒をやめた自分」を想像してみる
・お酒による害をゼロにすること
・飲酒に『身体的な健康効果』は一切ない
・アルコール依存症患者は約100万人
・予備軍は1000万人
・飲まないことを考えると喪失感(例:人生の楽しみが無くなってしまうのでは?など)が大きい人は、すでにアルコールへの依存が強くなっている証拠
・お酒のない人生=つまらない
・お酒のない人生=素晴らしい
・アルコールは「薬物」
・お酒を飲まなくなると「時間にゆとり」が生まれる
・お酒は短期的な向精神病薬
・お酒は飲めば飲むほど耐性ができて、薬物である副作用が強く出てくるようになる
・忘年会スルー
・シラフでいるのがカッコイイ
・下戸市場(ゲコ)
・お酒が介在しないコミュニケーション
・健康経営
・アルコールハラスメント
・ストロング系飲料→アルコールに化学調味料を入れた飲み物
・転倒、失禁、物忘れ
・今日も元気だ、タバコがうまい
・早い時間からお酒を飲むようになっていないか?
・離脱症状/禁断症状
・料理をしながらの飲酒は危険
・頑固な人ほど危ない
・慢性アルコール中毒と呼ばれていた病気がアルコール依存症に変わっただけ
・『酒は百薬の長』は酒税キャンペーンのキャッチコピーだった
・1日20g(女性は10g)以下のアルコール量
ビール中瓶1本、500ml缶、焼酎100ml、日本酒1合、ワイン小2杯
・AUDIT
・アセトアルデヒド→分解→酢酸→水と二酸化炭素
・晩酌 常用量飲酒
・酵素誘導
・飲酒欲求
・日本はアルコール規制が甘い→外でお酒が飲める
・合法薬物(ニコチン、アルコール、ジアゼパム)と違法薬物(モルヒネ、アンフェタミン、コカイン)を「依存性」で比べると強さは変わらない
・喫煙で離婚やDVは聞かないが、飲酒で離婚やDVの話は聞く
・「依存」とは「わかっちゃいるけどやめられない」状態のこと
・飲酒と疲労
・アルコールは少量でも脳のドーパミン(報酬系)分泌を促す
・アルコールとうつ病の関係
・60gのアルコールは420kcalある
・禁酒成功に導くには『見える化する』『宣言する』
・90日が目安
・辛いのは最初の2週間、超えると変化が現れてくる 血液異常値の変化、肌は1カ月後から
・禁酒は一人で行うこと
・断酒はみんなで行うこと
・アルコール関連死は年間3.5万人
・頑固真面目完璧主義優等生
・アルコール依存症は回復はするが治癒はしない病気
・ラットパーク
・Say no to drugs, Say yes to life!! 薬物はダメ、でもあなたの人生そのものにはイエス言ってあげよう