【読書】お探し物は図書室まで

発行年月

2020年11月

著者情報

青山美智子(あおやま・みちこ)
1970年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、豪シドニーの日系新聞社で勤務。帰国し、雑誌編集者を経て作家に。デビュー作「木曜日にはココアを」が第1回宮崎本大賞を受賞。

感想

表紙の絵の意味が読んでいるうちにわかりました。本は人生を豊かにしてくれる栄養素なんだと物語を読んでいて思いました。
★★★★★

内容紹介(出版社より)
お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。
彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。
狭いレファレンスカウンターの中に体を埋めこみ、ちまちまと毛糸に針を刺して何かを作っている司書さん。本の相談をすると司書さんはレファレンスを始めます。不愛想なのにどうしてだか聞き上手で、相談者は誰にも言えなかった本音や願望を司書さんに話してしまいます。
話を聞いた司書さんは、一風変わった選書をしてくれます。図鑑、絵本、詩集。
そして選書が終わると、カウンターの下にたくさんある引き出しの中から、小さな毛糸玉のようなものをひとつだけ取り出します。本のリストを印刷した紙と一緒に渡されたのは、羊毛フェルト。「これはなんですか」と相談者が訊ねると、司書さんはぶっきらぼうに答えます。 「本の付録」とーー。
自分が本当に「探している物」に気がつき、
明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。

メモ・キーワード

・どんな人?と質問したら、職業が返ってきた
・職業はその人のイメージ作る
・沙耶 朋香の地元の友達
・藤木朋香(ともか)婦人服売場の接客
・桐山くん
・森永のぞみ
・小町さゆり 司書
・ぐりとぐら
・「食うために仕事をする」が「仕事をするために食う」になっていないか?
・たいした仕事→たいした仕事をしていない
・チャンスいつ訪れるかわからない。チャンス活かすの殺すも普段の心がけ次第かな?
・煙木屋 えんもくや
・浦瀬諒 うらせりょう 経理部
・夢は日々を楽しくしてくれる
・仕事に支配されている生活をしているのでは?
・パラレルキャリア
・世の中は信用で回っている
・時間がない→ある時間でやる
・メリーゴーランド
・自分中心で考えると「させられた」とか「やらされている」とか考えるが、自分が物事の周りを回っていると考えると「させてもらっている」「やらせてもらっている」と逆になる
・人と人が関わること全てが社会

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