【読書】大人のいじめ

発行年月

2021年11月

著者情報

1983年静岡県生まれ。ハラスメント対策専門家。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。2006年、労働問題に取り組むNPO法人「POSSE」を設立。2008年、雇用問題総合誌「POSSE」を創刊し、同誌編集長を務める。現在は「POSSE」理事として、年間約5000件の労働相談に関わっている。共著に『18歳からの民主主義』(岩波新書)、『ブラック企業vsモンスター消費者』(ポプラ新書)。

感想

どの職場でも起こりうると思いました。また、稼ぐ手段が『雇われる』だけだと、いじめ・嫌がらせを受けても働き続けなければならず、他の方法で稼ぐ力をつけないといけないと強く思いました。
★★★☆☆

内容紹介(出版社より)
職場のいじめで
精神障害を発症した件数が、
この11年で10倍に!

膨大な数の「いじめ・嫌がらせ」相談を受けてきた著者が、
実例を紹介しながら、その背景を分析。

長時間労働、重い仕事の負担……、
過度な圧力に晒された職場で、多発!

●9年連続で、「いじめ・嫌がらせ」が労働相談1位
●トヨタ、三菱など大企業で相次ぐ、いじめによる自死
●いじめのある職場は、長時間労働の割合が2倍以上
●約5割の会社が、いじめを放置
●過酷な職場で起きる、ガス抜きとしてのいじめ
●いじめが一番多いのは、「医療・福祉」の職場
●「発達障害者」へのいじめが、5年で5倍に増加
●「生産性」の低い労働者が、「いじめても良い」対象に
●近年の職場いじめは、経営の論理を内面化した同僚らによって、「自発的」に行われる
●会社・上司に相談する前に、「録音」など証拠集めを

職場いじめは、日本社会の構造的問題だ!!

メモ・キーワード

・職場のいじめ
・職場いじめ背景には「多忙」「ストレス」
・POSSE
・経営服従型いじめ
・労働相談の1位は「いじめ・嫌がらせ」
・トヨタ
・三菱電機
・長時間労働といじめはセット
・職場いじめの加害者が上司と同程度「同僚」が占めている
・放置される「職場いじめ」
・長時間労働のガス抜きに「いじめ」があり、それがシステムとして機能してしまっている異常があるのでは?
・暴力が業務を回すのに有効な手段になっていた?
・殴られる自分が悪い と思わせてしまう職場環境
・生産性と長時間労働と仕事が出来ない社員への嫌がらせをさせる(容認)会社の空気
・思考停止
・職場いじめ一番多い場所は医療福祉

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