【読書】生物はなぜ死ぬのか

発行年月

2021年4月

著者情報

小林武彦(こばやし たけひこ)
1963年神奈川県生まれ。神奈川県立外語短期大学付属高校(現横浜国際高校)卒業、九州大学大学院修了(理学博士)、基礎生物学研究所、米国ロシュ分子生物学研究所、米国国立衛生研究所、国立遺伝学研究所を経て、東京大学定量生命科学研究所教授(生命動態研究センター ゲノム再生研究分野)。前日本遺伝学会会長。日本学術会議会員。現在、生物科学学会連合の代表も務める。生命の連続性を支えるゲノムの再生(若返り)機構を解き明かすべく日夜研究に励む。海と演劇をこよなく愛する。

感想

生物が誕生したことは「奇跡」なのかな?目まぐるしく変わる環境で生き残れた種が、その後も繁栄する。進化する為に死はある。死があるから環境変化に対応出来る種が生まれるのかな?
★★★☆☆

内容紹介(出版社より)
すべての生き物は「死ぬため」に生まれてくる。
ーー「死」は恐れるべきものではない。

【死生観が一変する〈現代人のための生物学入門〉!】

なぜ、私たちは“死ななければならない”のでしょうか?

年を重ねるにつれて体力は少しずつ衰え、肉体や心が徐々に変化していきます。
やむを得ないことだとわかっていても、老化は死へ一歩ずつ近づいているサインであり、私たちにとって「死」は、絶対的な恐るべきものとして存在しています。
しかし、生物学の視点から見ると、すべての生き物、つまり私たち人間が死ぬことにも「重要な意味」があるのです。
その意味とはいったい何なのかーー「死」に意味があるならば、老化に抗うことは自然の摂理に反する冒涜となるのでしょうか。
そして、人類が生み出した”死なないAI”と“死ぬべき人類”は、これからどのように付き合っていくべきなのでしょうか。

遺伝子に組み込まれた「死のプログラム」の意味とは?

メモ・キーワード

・生きているものとそれ以外
・進化が生き物を作った
・生物学的観点
・TMT 望遠鏡
・エネルギー保存の法則
・程よい温度
・ハビタブルゾーン生存可能領域
・リボソーム
・恒星より惑星の数の方が圧倒的に少ない
・ケプラー1649c
・奇跡の星
・ターンオーバー 生まれ変わり
・絶滅 生き物は沢山絶滅している
・生物は死に分解され別の生物に利用される
・変化と選択
・進化は実は絶滅によってもたらされている
・アクシデントよる死
・寿命による死
・名前がついている180万種のうち昆虫は半分の97万種いる

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