医療危機 高齢社会とイノベーション

発行年月

2017年8月

著者情報

真野 俊樹(まの としき)
1961年(昭和36年)名古屋市生まれ。1987年名古屋大学医学部を卒業。

感想

医療は「コスト」「アクセス」「質」の3つ全てを追求する事はできないので、どの2つを追求するのか?を医療財政を見ながら最適に選択していかなければならないことを改めて学べました。米国をはじめとする各国の事例など日本取り入れることも重要です。
安くていいものを求める社会(医療)へ日本が進むことを期待します。

医療危機 高齢社会とイノベーション (中公新書) [ 真野俊樹 ]

価格:968円
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メモ・キーワード

・アクセスに制限をかける
・「いつでもどこでも」「最先端の」「安くていいもの」
・医療 提供者側の論理から生活者側の価値へ変化
・日本は医療に対する患者満足度が米国より低い→皆保険で選択をしてこなかったから
・「安くていいもの」を医療者は提供し、患者はそれを求める構造がいい
・医療費対GDP比 日本は世界3位で11.2%
・アメリカの医療費は対GDP比で16.9%で1位
・保険は助け合いの制度
・社会保証
・医療の費用保証には2つ方法あり
1)公費負担の保険医療サービス方式:イギリスやスエーデン
2)保険料を徴収して加入者に必要な医療の費用を負担させる医療保険方式:日本、フランス、ドイツ
・ドイツ帝国ビスマルク
・1961年(昭和36年)国民皆保険制度
・治療についての支払い
・薬剤や医療材料についての支払い
・入院への支払い
・医療は私的財だが価値財として運用している
・変性 加齢に伴う変化
・総人口の21%以上が65歳以上になると超高齢化社会と定義される
・日本の国民皆保険は疾患のカバー率では世界一
・米国では患者に在院日数が伸びてきている
・メディケア 65歳以上障碍者
・メディケイド 生活困難者
・クリーブランドクリニック
・engagement
・ノースショアホスピタル
・メイヨークリニック
・イノベーション 革新
・「コスト」「アクセス」「質」の2つまでしか満たすことは出来ない
・インド 医療ツーリズム
・シンガポール 医療費は個人負担(基本的に)

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