ザ・会社改造

発行年月

2016年8月

著者情報

三枝匡(さえぐさ ただし)
1944年東京生まれ。東京都立戸山高等学校、一橋大学経済学部、三井石油化学工業(現三井化学)、その後、ボストン・コンサルティング・グループの国内採用第1号のコンサルタント。東京、ボストンでの勤務後、1975年スタンフォード大学MBA。

米国バクスター社と住友化学の合弁会社の社長、ベンチャーキャピタル会社社長などを経て、不振企業の再建支援を行う「事業再生専門家」として独立し、1986年株式会社三枝匡事務所設立、代表取締役就任。同事務所をベースにして、日本企業の事業再生の仕事にあたった。16年間にわたるその仕事の最後では、(株)コマツの「産機事業本部」の事業再生に携わり、その経験は日本経済新聞社刊『V字回復の経営』に著されている。

2001年ミスミ社外取締役、2002年6月ミスミグループ本社代表取締役社長CEO。2008年ミスミグループ本社代表取締役会長CEO。2014年ミスミグループ本社取締役会議長。2018年4月、ミスミグループ本社シニアチェアマン。

日本の実業家、事業再生専門家。元ミスミグループ本社代表取締役社長。一橋大学大学院経営管理研究科客員教授、内閣府参与等も務めた方。

感想

V字回復の経営、戦略プロフェッショナル、経営パワーの危機に続き読んでみました。ミスミを会社改造を例に多くの学びがある内容で今後の会社人生において頑張ろうと思い直すしました。
特に『あなたはこの会社をどうしたいの?』が突き刺さり、小さな満足の勘違いがスケールの小さな自分を縛っているんだと気が付きました。管理職を経験しているサラリーマンは読んだ方が良いと思いました。

ザ・会社改造 340人からグローバル1万人企業へ (日経ビジネス人文庫 B さー5-4) [ 三枝 匡 ]

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メモ・キーワード

・人間系の問題
・自分から取りに行く生き方は『圧倒的な喜び量』を手に入れる事ができる
・41歳時に企業
・ターンアラウンド・スペシャリスト
・内側の戦いから、外側戦いへ舵を変える
・修羅場
・戦う組織
★プロ経営者とは●本質を短期間で見つけられる●シンプルに語ることができる
・リエンジニアリング→管理方法や業務プロセスを抜本的に見直し変更する事
・サプライチェーン→原料からサービスまで顧客に届くまでの一連の流れのこと
・ERP(Enterprise Resources Planning)→機関系情報システム ヒトモノカネ情報を効率よく回す仕組み
・インダストリー4.0→製造業におけるオートメーション化、データ化、コンピューター化のこと
・どこの会社に行っても同じ
・待ちの姿勢でいると何も見えてこない
・粗利益→売上げから売上原価(仕入原価)を引いた額
・事業モデル図(事業説明図)構図
・経営者の優劣はフレームワーク(枠組み)の有無で決まる
・事業のシナジー効果はあるのか?
・大切な事は市場で1番を狙う事→外での勝ちにこだわること(中での勝ちでは無い)
・コワコンピタンス 会社の強みを支える中核能力
・57歳で新たな道を進む
★造る→作る→売る のサイクルが商売の基本
★あなたはこの会社をどうしたいの?→役員にはこの発想がないとなれない(魅力が無い)
・自分の立場だと、あたなは今のチームをどうしたいの?では普通。。。
・現状課題対策
・事業の本業は?
・国際展開は?
・j改革を受けて立つ強いリーダー
★改革時間軸を決めておく
★成功事例(体験)を作って中から改革(浸透)を進めていく
・競争相手は誰なんだ?
・リスクを最小限にするために戦略をしっかり描いておく
・「なぜ」を繰り返す
・PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)市場成長率とマーケットシェアで自社の商品やサービス、事業がどの位置にあるのか示すマトリックス(花形、問題児、金のなる木、負け犬の4つに分ける)
・キーワードは「現場」
★決断した根拠は何なんだ?何回も検証した根拠なのか?
・競合との勝ち負け
・過去の経験から延長した現在思考
・経営者から指示されてこなす人材ではなく、戦略を基に戦友として勝負ついて語れる人材
・原価が高くて儲からない商品と原価が安くて儲かる商品は?
★粗利益率が高いからといって、商品を売るのに手間やコストや顧客対応(クレームやお質問など)がかかっていて計算すると赤字だったということもある
・自分が売っている商品の損益って知ってますか?
・「考え抜く」とはリーダーシップの重要な要素
★何かを定着させたかったら社内にアンバサダーを作って徹底して広めていく
・切断力
・繊維→白物家電→テレビ→鉄鋼→自動車→半導体
・戦略は組織に従う× 組織は戦略に従う◯
・無理なら無理と言えるのが経営リーダー
・リーダーにとって上を使う能力は重要
・抜擢されたものは下位のポジションの思考や行動をそのまま持ち込む者が多い
・低い目標活動結果で満足してしまう『目線の低さ』
・とりあえず思考 過去からの延長思考
・自分で創造、工夫する
・制約条件
・なんでも「あり」で考えてみる→常識を捨ててみる
・日本人の「野心」や「志し」の低さ
・皆を自分の船に乗せられているか?(部下だけでなく上司・社長も)
・会社の危機感と社員の危機感は逆相関していることが多い
・社内で「風土改革」「危機感」と叫んでも何も変わらない
・抵抗するものは『正しいか正しく無い』ではなく『好きか嫌いか』物事を判断する
・自己満足の塊になっていないか?
・会社は2年で大きく変わる事が出来る
・優れた戦略(1)絞りと集中(2)シンプルな目標の提示(3)ストーリー性
・日本人がOJTと言う時は何もやっていない場合が多い
・うまくいっていない場合は『感情の衝突』がある
・サラリーマン野党
・失敗こそが人を育てる
・生き生きした組織
・小さなスケールで仕事をしていないか?

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