ハーバードの日本人論

発行年月

2019年6月

著者情報

佐藤智恵(さとう ちえ)
1970年兵庫県生まれ。1992年東京大学教育学部卒業。2001年コロンビア大学MBA。NHK、ボストンコンサルティング、外資系テレビ局を経て2012年作家・コンサルタントとして独立。

感想

ハーバード大学で日本を題材とした授業がある事を知らなかったので驚きのあまり読んでしまいました。
日本人だからというわけではなく、他国の文化や考えを学ぶ事で自分がいかに狭い世界で生きているか?偏った考えであるかが分かると思えるようになりました。

ハーバードの日本人論 (中公新書ラクレ 658) [ 佐藤 智恵 ]

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メモ・キーワード

・立つ鳥跡を濁さず
・整理 整頓 清掃
・日本人は世界からの目を気にするがアメリカ、イギリス、中国は気にしない
・もののけ姫
・日本映画は善と悪を曖昧に描く作品が多い
・感嘆させるにはストーリーがいる
・伊藤若冲(じゃくちゅう)
★他国から学ばなければ自分中心の狭い世界から出ることはできない
★教養は自分の思考の限界を超える為に必要不可欠なもの
・デイヴィット・ライヒ教授 遺伝学者
・遺伝子の影響力 1人の遺伝子が多くの子孫のDNAに組み込まれている
・スタークラスター
・日本人のDNAは98%がホモ・サピエンス・サピエンスで1.5%はネアンデルタール人由来、0.33%がアウストラロ・デニソワ人由来、0.17%がデニソワ人由来→日本人はネアンデルタール人由来の遺伝子が東アジア人に比べると少ない
・縄文人 従来からいた人
・弥生人 外から入ってきた人
・日本人の遺伝子はお酒に弱い
・食育の概念
・日本には世襲議員が多い
・世界から見て一政党(自由民主党)が長期政権を維持しているのは極めて特殊なケース
・日本の全衆議院議員世襲率は28%でアメリカ7%、イギリス6%、ドイツ2%と比べると突出して高い
★候補者の名前をフルネームで書く投票方法は世界でも非常に珍しい(世界は穴を開けるか丸をつける)
・日本人の一般的なライフプラン→できるだけ偏差値の良い大学を卒業して、知名度の高い会社に就職して、ずっと同じ会社で働き続け、定年退職して、あとは年金で暮らす
・一億総活躍社会
・日本人男性の仕事に対する価値観
・日本人は『場』を大切(価値観を感じる)にする
・トウキョウソナタ
・日本人は終身雇用される人が多いので全体的に自分の特技やスキルをスラスラ言える人が少ない
・人生の棚卸しする
・トヨタの生産方式は、継続して学習し、問題を解決する企業文化
・見た目だけ真似しても企業文化変わらない
例)IT企業の真似をして無料のカフェテラス作ったり、共用スペースにゲームスペースを設けたり
・細かく経営者が指示を出す事は現場を信用していない証拠
★消費者目線、顧客目線
・限定合理性
・任天堂、東レ
・日本人は無宗教?日常生活の至る所に宗教の影響が溢れている
・ものには魂が宿っている→神道の影響
・日本のものづくりが素晴らしいのは神道と仏教の影響が大きい。細部までこだわるのは「ものには魂が宿っている』と考えるから
・マインドフルネス 禅から派生している
★初心の大切さ。初心者の心には多くの可能性がある。専門家だと思った瞬間に成長は止まる
・大切なの旅の過程を楽しむこと。目的地にたどり着くことではない。
★掃除とは自分の心をキレイにすること
・「治療する」と「癒す」は違う
・日本人であることを生かし幸せに生きていくかが大切

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